2015年6月18日木曜日

隕石上の微生物生存可能性

以下、NASAウェブページ「ASTROBIOLOGY, LIFE IN UNIVERSE」より引用。

タイトル:A Chance of Microbes in Meteorites
日付:2015年6月15日
著者:Elizabeth Howell

紫外線から守られた微生物は隕石上で生存が可能
微生物の生存能力を理解することは、火星などの生物の生存が可能な環境が期待できる天体に観測機や地上探査機を送り込む上で重要になる。科学者は我々の世界からの生物により別の世界を汚染してしまわないよう慎重でありたいと願っている。また、宇宙空間で耐えうる微生物の存在は、「生命は隕石や他の移動物質により惑星間を移動して繁殖できる」と考えるパンスペルミア説を補強する。

この前提はNASA宇宙生物学研究所の援助を受ける研究の理論的根拠の一部を形成している。研究者たちは岩塩の表面から2種類の好塩菌を単離して培養した。菌を乾燥した後、サンプルは国際宇宙ステーションの「EXPOSE-R」と呼ばれる宇宙空間暴露施設に送られた。微生物は2年近く外部施設に置かれた。驚くべきことに、UV照射から保護された場合、一部の微生物の生存が確認された。

本研究成果はInternational Journal of Astrobiology誌に掲載された。

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