2015年6月8日月曜日

隕石衝突によるRNA塩基の合成

以下、NASAウェブページ「ASTROBIOLOGY, LIFE IN THE UNIVERSE」より引用

タイトル:Impact Synthesis of RNA Bases
日付:2015年6月5日
著者:Aaron Gronstal

地球上の生命誕生を理解するうえで、生物を構成する有機物の起源を理解することは重要なステップとなる。1953年のユーリー・ミラーの実験は放電により単純な大気からアミノ酸が生成し得ることを明らかにした。以来、科学者は多くの有機物が非生物的に合成できることを明らかにしてきた。

現在、アストロバイオロジストは原始地球環境で利用可能であったと思われるな雑多な化合物群の中から生物が利用する生体分子がどのように選択されたか明らかにしようとしている。中でも、RNAワールド仮説の中で役割を担ったであろう核酸塩基の生成と選択に関心が集まっている。NASAのAmes研究所で宇宙生物学部門に属する博士研究員のAndro Riosは、想定される隕石衝突の衝撃による単純な有機化合物からの核酸塩基合成について検証する最近の研究についてコメントを寄せている。

コメントはPNAS誌に掲載。

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